はじめに 私たち「赤い三角屋根の会」(国立駅舎を活かす会)は4年前に会を立ち上げて以来、赤い三角屋根の駅舎を残して、未来に生かしたいとの願いを持ち続け、市民の皆さんの意見も伺いながら活動してきました。 私たちは、国立駅舎の保存活用も超党派で行われることを願い、そのように活動してきました。私たちの願いは、みんなが心を合わせて、駅舎とその周辺のまちづくりが進められていく事です。 あの駅舎が、故郷の山川のように、国立に残っていてほしい、という多くの願いを聞きました。もちろん、ぼろぼろ駅舎なんてもう要らない、お金をかける必要ない、という意見も少なからず聞きました。私たちにとって駅舎は、駅前広場はどういう存在でしょうか?今、皆で真剣に考えていかねばなりません。 現在12月市議会が開かれています。 議会に駅舎の運命は託されている、そう思い、私たちは議員の皆さん一人ひとりに、私たちが駅舎と駅前広場の将来にとって大切だと考える点について、質問書をお渡しし、それぞれのお考えについて回答を頂きました。まだ頂けない方もいらっしゃいますが、みなさんの支持されている議員さんはどのように考えて、意見を述べられているかじっくり読んでいただき、そして赤い三角屋根の会までご意見をお寄せください。駅舎のみならず、国立のまちの未来を決めていく一歩。よろしくお願いいたします。 最後に、お忙しいところ質問にご協力いただき、真摯にご回答いただいた議員のみなさま、ありがとうございました。お礼申し上げます。 赤い三角屋根の会(国立駅舎を活かす会) 会長 伊藤 孜 事務局 国立市東2−26−5 п@042−571-5071 メール ekisya@ml-a2.infoseek.co.jp ホームページ http://www.vrenpo.com/kunitachi/station 注:質問書は、10月29日からおよそ3週間で各国立市議会議員の皆さんに、面談、電話連絡等のうえお渡しし、回答をお願いしていきました。回答をいただいていない議員(会派)の方からも、今後提出の予定であると回答をいただいています。(12月9日現在。)なお、文書は、回答いただいた原文のまま掲載しました。回答をいただいた順に記載しています(平成17年12月9日現在) |
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質問番号 | 質問 | 阿部美知子議員 | 板谷紀子議員 | 長内議員 | 小沢議員 | 高原議員 | 池田議員 | 生方議員 | 関口議員 | 上村議員 | 自民党新政会 | 明政会 | ||||
質問1 | 市議は、平成17年9月議会での駅舎曳きや調査費の補正予算計上の採決にあたり、賛成、反対あるいは棄権のいずれでしたか? | 賛成 | 賛成 | 曳きや調査設計委託料については必要なことですから賛成しました。 | 賛成しました。 | 賛成しました | 「債務負担行為補正」も含めて、反対しました。 | 賛成しました。 | 賛成 | 反対しました。(編集注: 質問書の「調査費」の部分は「設計委託料」との訂正入り) | 反対 | 駅舎曳きや調査費の補正予算計上の採決にあたり反対といたしました。 | ||||
質問2 | それはどのような理由によるものですか? | 駅舎を曳き家するに当たっての工事費、事前設計委託料が400万円、工事関係費に関する債務負担行為等6000万円は、駅舎保存・活用するためには、必要な予算であるから。 | 曳き家のための補正予算は、駅舎保存活用の第一歩と考えるから。 | やっと曳きやという方で決着することになり、そのための予算が工事費のなかから出されるのですから当然です。そのために、都議会議員も努力されたと聞いていますから、驚いています。 | 国立駅舎は、国立らしいまちづくりをすすめるシンボルだと思います。同時に、国立の町の賑わい、商工振興にとっても保存活用すべきだと考えます。
今回の、曳き家設計委託料は、その実現への第一歩だと考えるからです。 |
9月議会に提案された、駅舎の保存活用のために一時円形公園に曳家で移転するための予算(400万円)だからです。上原市長は,東京都とJR,国立市と三者で駅舎保存活用にむけて,計画の確認をしました。その確認に基づいて,曳家の予算を提案したわけです。 | 1.曳き家後の構想が不透明であること。2.高架化後の駅周辺整備について、国立市の方針が定まっていないこと。3.“戻し”に際し、相当多額な経費が予想されること。 | 現状のままではJRによって駅舎が取り壊されてしまう危険性があるので、曳き家により駅舎をいったん移動させ、今後の駅舎の保存・活用の可能性を見い出すのが最良の方策と考えたからです。 | 駅舎を保存し、駅舎と一体となった駅周辺環境を整えたいと考えるからです。 | 特別委員会に報告された時、円型公園に駅舎移設することに反対したからです。 | 保存のあり方には3種類あります。現存、解体保存、曳きやの3つです。順位を付けるならば、上策が現存、中策が解体保存、下策が曳きやです。現存はJRが無理と言っている以上、諦めるしかありません。曳きやは保存方法としては最も下策です。何故ならば、採用の理由は最も経費が安いというのが最大の理由であり、「安かろう悪かろう」と言われる通り、曳きやは、その間、駅周辺の景観及び大学通りの景観を損ねてしまうことは必至です。尚且つ、国立のシンボルは、駅舎、円形公園、大学通りが一体となって、初めてシンボルであり、駅舎は現在の位置にあって、初めて魅力的であり、円形公園に移設されれば、ただの古い異物に過ぎなくなります。さらにもう一つのシンボルでもある円形公園も曳きやの間、破壊することになるのです。 | ・@駅舎の戻る土地(2000u)について、JR側との話し合いがされていない。・A国立市からJRに提出した、駅舎保存計画書案について、JRからの回答がない。・B円形公園に移設する場合の交通問題に対し、議論がされていない。・C駅舎曳きや保存活用の費用と財源確保について、市民への情報公開が徹底していなかった。 | ||||
そのような下策を採用する以上は、それと引き換えに、高架化事業完成時に駅舎を元の位置に戻す際、現状以上に魅力を発揮させることが当然条件となります。我々自由民主党新政会はそれには駅舎の底地2000uの土地を確保しなければならないと考えています。特別委員会で曳きやを了承した背景には、現状に戻す確保が付帯的条件としてあったのですが、上原市長は、これまでに何の有効的手だてを行ってこなかったのです。我々は、2000uの土地の確保の担保が無ければ、到底曳きやを認めるわけには行きません。 | ||||||||||||||||
質問3 | 「国立駅舎の保存と活用を求める陳情」が、平成14年の市議会で満場一致で採択されています。この採択と平成17年9月の調査費に関する市議の賛成、反対、あるいは棄権の関係はどのようになっていますか?平成14年の採択は無効になってしまうのでしょうか? | 私は平成14年には市議ではなかったが、同じ会派の前議員は、賛成した。 無効にはならない。 |
無効とは、ならない。 | 平成15年の当選ですから14年の議決は関係していません。しかし、私は、駅舎保存は重要と考えています。今後とも「保存活用の陳情」は重要な位置づけをもっています。 | 平成14年の陳情採択は、議会の意思として生きています。議会の責任として、無効にしてはならないと思います。 | 「国立駅舎の保存と活用を求める陳情」には、賛成しました。その立場で9月議会の補正予算にも賛成しました。議会での陳情採択は,改めて正反対の「陳情」が採択されたわけでもないので無効になってしまうことはないと考えています。 | 陳情事項2点の「関係各位及び市への要望」については実行されてきました。その結果、予算をかけて、さまざまな取り組みがなされてきた事実があります。 | 全会一致で採択された当該陳情と、今回否決された一般会計補正予算案は各々独立した議案なので、一般会計補正予算案の否決により陳情採択が無効になることはありません。しかし、採択された陳情と否決された一般会計予算案には、本来相関関係があると考えます。陳情が採択されたことから考えれば、一般会計予算案は可決されるべきであった、というのが一般的な考えかと考えます。 | 採択結果は無効となることはありません。むしろ採択に賛成した者は、いかにそれを実現するかに責任を負います。 | 「陳情」は駅舎保存の要望で、円型公園に曳き家しででも保存してくれというものではありませんでした。 | 平成14年の陳情は、一言も曳きやで保存とはうたっていません。ただ市のみが、保存方法は曳きやしかないと頑なになっています。我々は、駅周辺のまちづくり全体のバランスや国立市民全体の世論を考慮し、現状の曳きやだけが前提条件の駅舎保存の計画は将来のまちづくりに非常に危険で、今のままでは魅力のないいびつなまちづくりが進んでしまうと判断したのです。曳きやに賛成することのみが、平成14年の陳情採択を忠実に守る態度という評価は全く当たらないと考えます。 | ・ 無効とは、思っていません。現在、議論されているのは、曳きや保存のみで、私どもは、平成5年に駅舎保存について、東京都知事及び東日本鉄道鰍ノ対して、市と協働して国立市から要望書を上げ、また平成9年にも同様の処置をしています。 | ||||
質問4 | 市議は、曳きや方式で駅舎を移動させることをいつごろお知りになりましたか? | 2003年6月ごろ | 2003年6月ごろ | JRは、現状での工事は無理という態度であったと聞いいたので、それには解体か、曳き家かの選択しか残されてはいません。そのなかでの選択と聞いていました。個人的には、駅舎は現状のままで工事してもらいたいという思いはありました。問題は、相手があることのなので、こちらの意向のとおりにならない場合も多くあります。 何時頃かは、分かりません。駅周辺の検討特別委員会で報告され確認されていると認識しています。 |
平成15年6月に、 上原市長がJR東日本八王子支社に、曳き家による保存を要請したことを聞き、その後、9月に第2回駅周辺特別委員会で、東京都に曳き家方式を要請し、その費用についても連続立体交差事業費の中で組むよう交渉しているとの報告がありました。 |
確かH15年6月頃だったとおもいます。H15年6月議会の一般質問で,JR中央線高架化に伴う国立駅周辺まちづくりについて質問した中で,曳家で一時円形公園に移転するというともあるという答弁が当時の建設部長がしています。 | 市の意向が正式に示されたのは、平成17年9月議会の関係議案(質問1)の提案です。 | 恐らく、一昨年の平成15年の6月定例議会の前後頃ごろだったと記憶しています。 | 2003年6月頃、駅周辺まちづくり特別委員会で検討した頃だと思います。 | 2003年6月10日付東京新聞夕刊掲載記事「国立駅舎保存市が提案」により知りました。 | 保存のあり方で曳きや方式という手法があると知ったのは、いつだか明確には覚えていませんが、新聞報道で初めて知りました。曳きや方式で移動させるという明確な市の方針は、補正予算の説明があった時に初めて知りました。 | 平成15年の特別委員会にて、当局からの報告事項にて。 | ||||
質問5 | 市議は、高架工事中、また高架工事終了後の駅前広場のあり方について、行政よりどのような説明を受けていますか? | まちづくり特別委員会資料7の確認書に基づき、以下のような説明を受けている。 高架工事中は、駅舎を一時円形公園へ暫定的に移転し、工事後は、ほぼ元の場所に戻すようJRと交渉中で、駅舎は保存活用していく。 |
駅周辺まちづくり特別委員会資料のNo.7の確認書が示され、都・国立市・JRの三者で、交渉中であると聞いている。国立市としては、駅舎は、高架工事中、一時円形公園へ曳き家で移設、その後、市の文化財指定をし、ほぼ元の位置へ戻す。市民が交流する「森の駅」の広場とする、考えである。 | この場合の駅前広場というのは、円形公園のことではなく、現在の駅舎の用地とその周辺という理解でいいかと思います。 JRは今後の利用の仕方について、考え方についても明らかにしてくれない。と説明していると認識しています。 |
市民参加の「検討会」の「森の駅」構想を生かした広場にしたいと聞いています | 駅前広場というのはどの部分を言っているのか質問の内容が正確に把握できませんが,現在の駅舎がある部分をいっているのであれば,@高架工事中については,JRは,駅舎を解体しないと工事ヤードとなるので工事ができないと聞きました。A工事終了後については,現在の駅舎を戻す場所として市が何らかの形で確保する必要があると聞いたと思います。 | 受けていません。(関連資料の配布のみ) | 高架工事終了後の駅前広場のあり方については、市と関係機関との調整や予算の確保などの課題があり、現時点で行政による断定的な説明は行われていません。今後国立市としては、駅舎の保存・活用スペースを含むある一定程度の駅前広場用スペースの確保が必要になってくると考えます。 | 終了後は、駅舎を中心とした「森の駅」構想を進めるものと理解しています。 | これまで、いくつかの資料を市から配布されていますが、全てが案であり、いくつかの選択肢が提示されており、どの案を市がすすめているのか、市の明確なビジョンがよくわからないままでした。 | いつでも「市民と相談しながら、市民とともに、より国立らしさを発揮できるような」という抽象的な説明しかなく、一体どうしたらいいのかさっぱり分かりません。ただ「森の駅にしたい」というコンセプトだけは聞いていますが、これとても市民が選んだという事で、市長の主体性は何も感じられないものです。 | 修復形の森の駅構想ということで、具体的な内容は受けていない。 | ||||
質問6 | その説明に対し、どのようにお考えですか? | 国立駅まちづくり検討会の提案書に沿ったものであり、JRもやっと同じテーブルについてくれたので、これからも駅舎保存活用に向け、期待がもてると考えている。 | 市民参加で検討した国立駅まちづくり検討会の提案書に沿ったものであり、妥当と考える。 | 答え、この部分は、JRの所有の土地ですが、先日、JR本社へ交渉に行った際も、JRは将来像の青写真などない、設計図ももちろんない、今後工事の進捗にあわせて考え具体化していくとの回答でした。 まったくの私見ですが、大枠の考えはあるものの、実際に個々の駅の設計にあたっては、詳細に詰まっていないことも事実でしょう、しかしその公表にあたっては相当慎重になっていると思います。 慎重になっている原因はあると思います。高架の工事が始まったときに、工事現場の壁に工事完成の一般的な想像図が掲げられました。「国立駅舎はなくなるのか」「誤解を与える想像図は、止めるべきだ」などの抗議が市民からありました。市は、その図の撤去を工事事務所に申し入れた経緯があります。現在は、違うものが貼られています。 このように、市民が発言するとは重要です。 逆に考えますと、市民の側からJRに対して利用者からの提案を大いに出していくことは重要だと思います。駅舎はこのようなものがいい、広場を残して欲しいなどできるだけ具体的に、市民的に提案をまとめ、JRに提供することは重要だと思います。 |
賛成です。 | 一時,「曳家をしなくても高架工事ができる」といわれる方がいましたが,市のJRからの説明と違うと感じていました。 | 駅舎保存・活用のためにも、国立市は早急に関係機関との協議を進め、駅前広場の確保に必要な用地の広さや予算規模を明確し市民や議会に説明を行い、関連予算確保に向けて努力を行っていく必要があると考えます。 | 賛成です。 | ●2000uの駅前広場の確保を公共空間として明確に市のヴィジョンにするべきです。 ●3.4.10、西一条の道路計画については、近りん住民と充分話し合って合意をしながらすすめるべきです。 ●南口駐車場、旧日本食堂用地については、総合的に財源確保とも合わせて市が責任をもって提案するべきと考えます。 | 「森の駅」は大いに結構でしょう。但し、それを実現するためには、@南北道路を整備して、ロータリーを抜けていく車の抑制を図らなければなりません。Aそれにより歩行者が気軽に円形公園まで行けるようにしなければなりません。B駅前広場を更に広くするため、現在JR所有の2000uを確保しなければなりません。Cさらに広くなった駅広を植栽しなければなりません。D以上の計画を実行するための財源捻出方法を考えなければなりません。 @からDまでの条件を満たすための具体的計画と財源を早く示してほしいと考えています。 | ・駅舎保存のみの一時的な考えだけであり、80年間手付かずの国立駅周辺のまちづくりを今後の100年先を見据えた考えを検討していただきたい。・市民が検討してきた、まちづくり検討資料をどのように具現化するか議論されないのがおかしい。 |
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対立するのではなく、利用者からの提案として、話を是非聞いてもらいたい、私達の図面を見てもらいたいと提案することです。一緒のテーブルについて熱心に語ることは可能だとともいます。 JRとしては、最終的には、民間の私企業ですからというい方をしますし、駅の構造や駅前の土地の扱いについては、基本的には自由である。企業判断であるとの論理を優先します。しかし、その論理を公共性の論理で、穴をあけるためにも、市民的な対案を先へ、先へと公表していくこと、市民、利用者はこのような駅と駅前を希望しています。このような空間であって欲しいとJRに提案していくことは可能だと思いますから是非行っていってもらいたいと思います。 |
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高架化工事についても、三鷹までは自治体の出す費用は、無しでそれ以降、線路の長さに応じての自治体負担です。国立市は確か54億円の負担ですから。公共性はあります。自治体負担は、高架化部分です。確かに、駅部分はJR負担であって自治体に負担は求めていないというかもしれませんが、その高架化事業に伴っての駅の改修、改築です。 ともあれ、鉄道事業そのものは公共性の上になりたっていますから。利用者市民の要望を伝えることは重要と思います。 |
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質問7 | 市議自身は中央線高架工事終了後の国立駅前広場をどのように利用すべきとお考えですか?またそのお考えはどの面積、範囲までおよぶものですか? | 駅舎を保存活用することを前提に、元の場所に戻すためには、最低700uの確保は必要であるが、“森の駅”構想を進めるためには、JRと協議を進め、2000uの利用をしていく。 | 車両の進入を制限し、市民が憩える緑豊かな駅前広場2,000uを確保するために、JRと協議すべきであると考える。国立駅舎をミニ・コンサートなどもできるような文化交流の場として活用する。 | 駅前広場というのは、円形公園ではなく、新駅が出来たあとの空間という考えでいいですか。国立駅の用地は、大正14年に、箱根土地が駅舎建物と3500坪の土地を「停車場用地」として鉄道省に寄付したものです。このことは国立市史にかかれてありますが、箱根土地と大学との協定として文書がのこされています。しかし、鉄道省と箱根土地との協定書は、現在、国土交通省、JR本社にも無いようです。その文書が無い現在の時点では、市史に書いてあることは、箱根土地と鉄道省の協定を類推させる1級の資料です。そのことは国土交通省もみとめました。さらにそのことはJR本社でも確認していることです。 この土地は、山林原野を箱根土地が買い占め、この商売を必ず成功させるためには大学の移転が前提であった、大学移転のさいに、国会を納得させる担保がどうしても必要だったことから、大学を中心にした町づくりが必要であり、そのために3500坪と駅舎を停車場用地として寄付するわけです。 この「停車場用地」は当然、当然、国立の土地を買った人たちが負担したものです。 |
駅前用地2000平米を、国立のまちづくりにふさわしい公共空間とするように、JR との話し合いを重ねるべきと考えます。国立駅用地は、もともと国立を開発した箱根土地が、無償で鉄道省に提供したものであり、JRと国立市が「まちづくり協定」などを結ぶなどしていっしょに広場構想をつくりあげることが望ましいと思います。 |
私は,中央線の高架工事終了後は,現在の駅舎をほぼ現在地に戻すために活用するのと同時に,全体で駅舎の部分を含め2000uの土地は公共空間として,広く市民のために市民の共有財産として活用すべきと思います。 | 「国立駅周辺まちづくり」について、国立市、国立市商工会、学識経験者、公募市民他による検討会等の計画書・報告書が作成、配布され、更に議会の特別委員会設置の経過があります。これらの努力を生かした協議がなされるべきと考えます。 | 高架工事終了後の駅前広場は、駅舎の保存・活用スペースのほか歩行や回遊スペースの確保など、人々が集い、憩い、交流できる空間や機能が必要と考えます。また、駅前広場はロータリーや周辺の歩道、さらに土地開発公社所有地なども含めた土地等と一体として捉えるべきだと考えています。ただ、駅前広場の確保は、関係機関との協議や予算措置を伴うものなので、現時点で市当局や議会が決め込むことは如何なものか、と考えます。 | 駅前広場はなるべく広く公共空間として利用したいと考えています。また駅舎利用については別途考えをもっています。 | 2000uの価格が提示されていませんが、市が購入して市民の広場としておけばよいと考えます。 | 国立のシンボルは、駅舎・円形公園・大学通りの三つの要素が一体となってシンボルと言えます。国立に下り立った人々が、まず最初に感動するのは、広大で緑多いロータリーとそこから続く大学通りの景色ではないでしょうか。そして、その景色に感動した人々がまちを散策し、駅に引き返す時、大学通りのアイストップとなる駅舎にさらに惹かれるのだと思います。駅前広場は、緑多い歩行者に開放された広場として利用されるべきです。面積や範囲は、少なくとも、歩行者が円形公園まで気軽で行けるようにしたいと考えます。また、現在駅舎があるJRの2000uの土地を確保し、駅広をさらに広げ、緑を多くし、2000uのエリアも広場としたいと考えます。 | 第一に80年間、国鉄、JRが駅入口として駅舎活用してきたものでJRが保存すべきである。第二に既存駅舎については引き続き努力し、方法、手段を検討する。 ・南口公共等用地、NRE、JR、コクド、国立市そして地域商店会や住民を含め、 土地活用や回遊性、交通体系も十分に検討すべきと思う。 |
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ときが経過して、鉄道省が国鉄になり、清算事業団に土地を分配して売却して、JRに残った土地が2000uの現駅舎の周辺の土地です。 清算事業団に渡された土地を国立の土地開発公社が28億で買って駐車場にして、JR利用者に提供しています。また東側は、マンションに売却されました。駅の西側はJR関連の企業がもっています。 このような中で、「まちの発展のために」、箱根土地が「停車場用地」として寄付した土地は無残な状況です。もともと国鉄などは国のものでしたからその公共性の上に、寄付や徴用などの土地がたくさんあります。それは、その時代の公共性の上に成り立っていました。 ですから、権利とか停車場用地の協定をたてにするつもりはありませんが、鉄道事業の公共性からみて、過去の歴史からみて、JRと国立市は相互に理解をしあった関係を作ってきたし今後も理解し会える関係を作ることは可能だと思います。 |
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その点では、国土公通省と交渉したときに、国土交通省もJR東日本も駅舎を保存したいという国立市の意向は十分理解している、そのために駅舎も提供するし、今後の協議も約束しているといっていました。 土地については、売却が基本であるが、交換や賃貸も含めてこれから協議していくとのことでした。 以上のことから、JRと話し合って、共同の空間として、相当大きなものの確保の可能性はあると思います。これからの市民運動の広がりにかかっていると思います。その場合はJRや市や市民同士、また議員との対立的な運動ではなくまちづくりの共同の運動蛾必要でしょう。 |
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質問8 | その中で、三角屋根の駅舎はどのように位置づけられますか? | JRと協同で“駅文化”を継承するよう、文化交流の場として活用する。 | 文化交流の場として、JRとの協働で駅文化の継承ができるよう国立ブランドの製品の販売やミニ・コンサートの開催など、有効利用をはかりたい。 | 当然中心です | もちろん現在地に位置づけます。 | 三角屋根の駅舎は国立市のシンボルであると同時に国立市の街づくりにとっても欠かせない大事なもので,国立の景観は,大学通りの緑,駅舎,円形公園が一体となって生きるものである考えます。 | ◎この時点で、貴会が個別議員に質問される主旨を理解しかねます。よって、以下「質問13」までの回答を差し控えます。 | 高架工事終了後の駅前広場には駅舎が保存・活用されることが前提と考えています。三角屋根の駅舎は、大学通りなどの国立の街並みと一体となってこそ、保存・活用の意義があると考えます。 | 中心と考えます。 | 広場が完成してみないと、三角屋根が邪魔なのか、何処に位置づければよいのか分かりません。 | 南北道路をまず整備して、ロータリーを抜けていく車を抑制します。そのことによって歩行者が円形公園まで気軽に行けるような駅広を創出します。さらに2000uの土地を確保し、ただでさえ魅力ある駅広を、さらに広くより一層魅力あるものにします。その駅広は植栽し、水(円形公園に池があるため)と緑と潤いのある駅前広場をつくります。最後の仕上げとして、大学通り、円形公園と一体でシンボルである駅舎を残します。つまり、国立らしい魅力あるまちづくりを実現するための最後の部品です。あくまでも全体のバランスの中で存在して光る部品であって、ただその部品だけで光輝く物では決してありません。 | 三角屋根の駅舎は、シンボリックなものとして、おおむね大学通りの延長線上におく。 | ||||
質問9 | 市議の提案される駅前広場を実現していくために、どのような手法を考えられていますか? | 早急に協議会を立ち上げ、まちづくり特別委員会資料5の65ページの「手法の検討」の「用地交換して確保する手法」の中から絞り込み、市がJRと交渉を進める。 | 用地交換等の手法を選択するにしても、それを絞り込む推進体制が必要である。「国立駅周辺まちづくり検討会」の提案書にあったように、早急に「協議会」を立ち上げ、その結果をもって、市がJRと交渉をすすめる。 | 基本的には、JRとのまちづくりの協定でしょう。JRは私企業ですから、株主を納得させることが重要といいます。しかし、東京駅の保存、奈良駅の保存をしてJRの株が下がったでしょうか。むしろ信頼され、企業イメージがあがったと思います。田園調布駅の保存は市民運動が起こる前に、東急が保存をきめました。このことが企業のイメージを高めるということを知らせるには、市民の運動でマスコミにさらに報道されることです。 また、たとえば、対立的な運動では無く、「駅舎保存に力を注いでくれたらJRの信頼は増すし、株価もあがります。私も買います」という姿勢が大事だとおもいます。 また、JRがいうように、買い取や換地や賃貸も可能でしょうが、私は、「停車場用地」として寄付したものを、買い取ることはどうなんだろうとの感じを受けています。JR所有のまま市民と共同利用の道をさぐることは現時点で無理だとはおもっていません。 |
国立市と議会、市民が力を合わせて、JRに合意が得られるよう働きかけることが必要です。市民の運動の力が大きいと期待しています。 |
議会での発言やさまざまな機会をとらえて発言して行きたい。また,そうした考えを市民のみなさんに議会報告なりを通じて知らせて行きたいとおもいます。 | 駅舎の保存・活用は、高架工事やその後の駅周辺街づくりと一体として、今後の国立のまちづくりの新たな出発点として考えたいです。ですから、市民の知恵や力を結集したうえで、行政や関係機関の役割分担も明確にして行くことが必要と考えます。 | 国立市にとってもっとも財政的に有利な「JRが無償譲渡する、あるいは貸す」のがスジだと思っています。現実的には、JRと協議を重ねるしかないと思います。 | JRの土地を市が購入することです。議会で発信していきます。 | 財源を生み出すための国立市の虎の子は土地開発公社の土地です。この土地を用途変更し、高度利用できるようにすれば、JRと共同開発することによって2000uを確保する手法はいくらでもあります。但し、上原市長は高層の建物を極度に嫌うため、市長が上原公子氏である限り、我々の構想は実現しないため、どのような手法が考えられるかと聞かれれば、市長を変えればいくらでも手法はあると申し上げておきます。 | 南口公共等用地、NRE、JR、コクド、国立市そして地域商店会や住民を含め、協議会等の設置し、具現化に向けて進める。 | |||||
質問10 | 資金が必要な場合、それはおおよそいくらで、どのように調達されますか? | まちづくり交付金の活用 ・市の負担 ・市民の協力(市債や募金) | まちづくり交付金の活用、市民の協力(市債や募金)などが必要。駅周辺のまちづくりを誘導していくためには、用地交換などとともに、ある程度市負担も必要。 | 国の「三位一体改革」の中で地方財政は大変な状況です。その中で税金の投入は、相当に限定されなければなりません。この事業は、高架化で54億も負担して、さらに駅周辺に税金の投入では市民的に納得は得られません。あらゆる手段で、税金の投入を最小限にとどめたいのです。 市民の運動が大事な時期にいくら必要かを語るのは軽率でしょう。 しかし、その中でたとえば、資金は、国土交通省では「まちづくり交付金」の対象として具体的に要望してくださいといわれました。これは、駅舎保存に利用できますから検討を具体的にすべきです。ただ、事業の4割しか出ないので他の方法も必要です。 有力な方法は、ミニ公募債です。市が独自に公募債を行うことが許可されました。その際重要なことは、利率を徹底的に抑えることです。たとえば0でもいいわけです。期間も10年、20年でもいいわけです。債権は、ペイオフの対策にもなります。まちづくりや形、夢のあるものに投資する方はたくさんいます。新しい形での市民参加の手法です。 |
今後の話し合いの結果によります。 |
駅周辺の街づくりについては,国の「街づくり交付金」という制度などを活用することと東京都などにも働きかけて,財源の確保を図る必要があると考えます。 財政規模については,工事の規模によるので現在の時点では,額を示すことはできません。 | 駅前広場の広さや規模が不明確な現状では、それに伴う予算も明確にはできません。基本的には、国や東京都をはじめ関係機関等の協力を得て、市の財政負担を極力抑える努力が必要と考えます。市民の方たちによる募金活動も大変意義のあることなので、引き続き取り組んでいただきたいと思います。 | JR、都との協議によると考えますので、今の段階では明示できかねます。 | 資金は行政側で提示していませんので検討がつきません。行政側で言う国の「まちづくり交付金」等ですが、いくら位国からくるのか、法令に基づいた金額を早急に出すべきです。等とは何のことか、説明がありません。 | 土地開発公社の土地の買戻しだけでも28億円かかります。また都市計画道路3・4・10号線の整備にも50億かかると言われます。もちろんまちづくり交付金等、国の補助制度を使えば、市単独の負担は軽減されますし、補助金制度も、どの制度を使い、どれくらい起債が可能で、単年度ベースでどの程度の資金調達ができれば事業遂行が可能なのかは、財政のプロではないため、積算はできませんが、増収策や資金調達はいくらでも我々は考えています。 南部地区の区画整理をより急ピッチに進め、保留地処分で優良企業を誘致することによる法人市民税の増を図ります。(南部地域は緑豊かな地にしたいと言う声も聞きますが、都市計画上、市街化区域に指定されているため、おおむね10年以内に市街化すべきエリアであるため、むしろ区画整理を早急に進めなければ逆に緑を残せないということをご存知ですか?) | 国立市のグランドデザインができて初めて、費用がわかる。まずは、国立市のまちづくりの方針を決定すべきである。 | |||||
駅舎保存など具体的で夢のあるものはミニ公募債の見本みたいなものです。しかし、これも借金なのでいくらでもいいということではありません。これも運動が重要です。 もうひとつは、緊急性を持たない大きな事業は当面は凍結すべきです。たとえば都市計画道路3・4・10号線の計画などは後にまわすべきです。金が有り余っている時ならともかく、三位一体で地方自治体が重大な財政危機になっている時に、最小で50億円もかかります。そもそも、国立市は高架化事業に54億も支払っていますが、その事業の目的は南北通過の円滑化です。しかも、3・4・10号線がなければ円滑化が出来ないとなれば国立の南北交通の円滑化は100億の事業になるではありませんか。 高架化によって新たに6本の南北通過道路も開通します。 どこでも都市計画道路は見直しをしています。今後は人口減と交通量の減についても国土交通省も指摘しています。 |
他にも、既に区画整理されたエリアに企業誘致を積極的に図ります。 市所有の土地の積極的な売却も図ります。 無駄な裁判を一刻も早くとりやめるべきです。明和マンションが満室になった場合、それだけで市税が一億円増加することをご存知ですか?(裁判がネックで空き室が多いのです。誰の責任でしょうか?) 景気対策として、現在減額特例措置をとっている都市計画税の税率を、当然景気動向を見定めながら、まちづくりを進める上で、減額特例措置の解除も将来的には考えなければならないと思います。 | |||||||||||||||
質問11 | 駅舎の所有がJRから移管された場合、どのように運営していくのが望ましいと思われますか? | 円形公園にある間は、市の行政管理の下におかれるが、元に戻った時には、特定のNPOなどに委ねることも考えられる。 | 円形公園にあるうちは、市の管理。協議会の場で、話し合って決めることが望ましいが、運営を市民によるNPO団体に委ねることも可。 | これから広く議論したらいいでしょう。コンサートや展覧会が出来るスペースというのはわかりやすいと思います。私も賛成です。私の個人的な思いですが、札幌の地下街に障害者の方のケーキ屋さんがありました。聾唖の障害をもった方でしたが。私の夢は、障害を持った方が、まちの一番いい場所で、活躍できるような町だったら、市民みんながやさしくなれると思います。運営ということで何を想定しているのでしょうか。基本は市民参加です。NPOか民間か直営か、指定管理者かとうことでしたら、これから考えましょう。 | 市民の交流の場、くらしに役立つ場として活用し、運営方法については市が主体となり運営協議会など市民参加で行なうことが良いと思います。 | 駅舎の保存が実現された後の活用については,いろいろな市民団体など,広く市民の意見を取り入れて決めることが必要と思います。それこそ,市民参加で行うことが大事だと思います。 | 市民の方々が主体的に管理・運営していけるような環境が整えられればと思います。 | いくつか、選択肢がありますが、国立市の財政負担が極力少ないものとすべきです。 | 今、現在 移管の是・非が問われているのです。 | 現在会派で、そこまで詳細な話は煮詰めていません。その前に解決すべき難問が多過ぎます。 | まず、駅舎保存については戻る用地をJRが確認する事を前提として、運営主体が決まると思う。保存活用していく場合には、当然のごとくメンテナンス費用もかかってくる。 | |||||
質問12 | 市議の提案を、国立駅前広場を利用する多くの方々に対しどのように提示してゆきますか?また、多くの方々の意見をどのように反映させてゆきますか? | @.ホームページや遊説で、考えを提示する。 A駅舎の保存活用に向け、関心のある市民と共に、さまざまなイベントを企画し、有効なグッズを作成するなど、積極的に行動していきたい。 |
チラシ配布やHP、遊説などで、市民に知らせていきたい。また、保存活用に関心のある市民とともに、さまざまなイベントの企画をしたり、駅舎デザインのグッズを作ったりして、アピールしたい。 | 機会があれば、今後、皆さんと話あっていきましょう。 | 議会での提案や私達市議団の発行する「明るい国立」で提案し、市民にしらせます。今後、話し合いの場をもつことやアンケートの実施も検討します。 | 機会あるごとに市民のみなさんに知らせて行く。活用についての市民意見の把握については,アンケートなどを行うことなどが考えられます。 | 駅前広場の確保をはじめ今後の駅周辺のまちづくりには、関係機関の理解や協力が不可欠であることから、議会での合意形成や市の考えがじゅうぶん固まっていない現時点で、私が議員の立場で駅前広場についての個人的な構想を積極的に表明する考えには至っておりません。ただし、あらゆる機会を通じて、市民や他の議員、市当局の考えに耳を傾けていきたいと思います。 | 多くの市民、商工会関係者を含めたワークショップ形式の場で、意見を求め、その中で私の意見も1つの意見として提案したい。 | 多くの方々の意見をしっかり吟味して、議会で取り上げ発言していきます。この事を私の議会レポート「こぶしの木」で報告し、集りを持って市民に報告討論していきます。また、必要に応じチラシ等も発行していきます。インターネットのホームページでも扱っていきます。 | 自由民主党新政会では、毎週金曜日、朝7時から8時まで朝の市政報告で国立駅周辺のまちづくりについて考えを述べています。 毎議会ごとに会派のチラシを作成し、各個配布を行っています。また、個々の議員もレポートを作成し、各個配布を行っています。 意見を言うべき人が少ない場合は、リーダーたる者、意見が出やすい環境づくりに努めなければなりませんが、国立駅周辺のまちづくりに関する意見は、もはや百花繚乱です。リーダーたる者、多くの意見を集約し、明確な計画を立て、前へ進めていくリーダーシップが必要です。今はもう意見の反映の時期ではなく、意見集約と最終的にどういう計画で、どういうまちを作るのかという具体案提示の時期であり、それをやるのが市長の仕事です。 | ・市のグランドデザインをメヂィアにより報道する。・市報、HPにより広報する。 | |||||
我々議員も今や、多くの方々の意見を反映させる時期ではなく、市長がつくる計画、企画を、明るい未来を約束する計画なのか、それとも将来に禍根を残す計画なのかをしっかりチェックする時期に来ているのです。高架化工事はノンストップで進みます。いつまでも「市民の声」「市民の声」と言い続けてきた現市政が、未だにその意見も集約できず、明確な計画をJRに示せず、実はJRを困らせていることを知っていただきたいと思います。 | ||||||||||||||||
質問13 | その提案を実現するために、国立市の行政、議会、また交渉の相手方であるJRや事業主である東京都とどのように話し合いを進めていけばいいと思われますか?また、話し合いの上で何が大切だとお考えですか? | 市長がJRや都と、交渉を続けていくことはもちろんのことであるが、いろいろな角度(文化・まちづくりの方向性など)からの意見が、JR に伝わっていく方法を、市民も含めた協議会で、提示していくことが大切であると考える。 | この間の状況から判断し、JRとの交渉がひじょうに厳しいものとなると考えている。まず、早急に協議会の立ち上げをし、なかなか交渉に応じてくれない相手には、諦めず何度もぶつかっていくことをすべきである。ただ、行政の動きに業を煮やし、傍から勝手にJRに要望するようなことは、逆効果であることを他の議員は認識すべきと考える。 | 先ほど、歴史的な経過について、少し書きましたが、基本は国立市民と鉄道省、国鉄、JRはずっと信頼関係を築いてウィン、ウインでやってきた。互いに利益を得ながらやってきた、客も増え、まちも発展してきた、今後も信頼関係を持ってやっていくことは可能だという基本が重要だと思います。市民の支持と相手を思いやる気持ちです。 | 信頼関係を大切にし、話し合いを積み重ねることが大切と考えます。 また、その際国立市の財政状況も充分踏まえること、市民の方たちの 運動も重要と考えます。 | あくまでも私の考えなので,国立市の行政として行われるかどうかは解りません。JRなり東京都との話し合い,交渉は行政と議会が一体で進めることが必要と思います。その際,国立市の考えをはっきり相手に示すことが大事と思います。 | 市が議会と協力体制を保ちつつ、自らの考えや態度をより明確にしてJRや東京都と真剣に協議を続けていくべきと考えます。関係機関との話し合いには、誠意を持って粘り強い態度で臨み、目標とそれを達成するための戦略を明確にした方が良いと思います。駅舎の保存・活用は一部の住民エゴや市長のパフォーマンスなどと言うものではなく、広く市民や今後のまちづくりに、またJRにとっても有益であることの共通認識を持って話し合いをしていただきたいと望みます。 | 多くの市民が望み、納得する、統一された案を持つこと。また、駅舎を保存し活用することが、JRの宣伝にも使え、イメージアップにつながることを強調しつつ協議を重ねることだと思います。 | まづは市長の政治姿勢を糾したいと考えます。国立の市民の声を率直に聞いていくべきです。 | 行政は、百花繚乱の意見を一刻も早く集約し、明確な計画を内外に示さなければなりません。議会はそれを一刻も早く、光り輝く未来を約束する計画か、それとも将来に禍根を残す計画か、明快な判断を下さなければなりません。とにかく行政は国立市にとって一番素晴らしいまちとなる計画を立てれば良いのです。それには財源がいくらかかるのか内外に示さなければなりません。現状なら、その財源をどこまで確保できるのか、いくら足りないのか、ではその足りない分をどうしたら良いのか、皆で知恵を出すしかありません。もちろん市民の募金も頑張って頂きたいと思います。 特に、本事業は、行政においては通常の事務作業ではありません。高度に政治判断を要する事業です。市政の最終意思を示せるのは市長ただ一人です。この問題は、市長が先頭に立って市の明快な意思を示して、東京都やJRと交渉してもらわなければ、問題は打開できません。議会は市の計画が明快で、議会の意思と合致すれば側面的に応援はいくらでもできます。何事もリーダーシップ無き組織が、成功を為した例を聞いたことがありません。この事業を成功させるには、何を差し置いても市長の強い意志と情熱とリーダーシップにかかっているのです。それさえあれば議会はいくらでも側面からバックアップできるのです。JRや東京都との交渉も明快な意思と情熱が伝わらなければ、協力ができないのではないでしょうか? | ・市のまちづくりの方向性が明確なこと。・市の必ずやるとげるための硬い意志決定があること。 | |||||
質問14 | 今後、国立の駅前空間を、そしてまち全体を、将来世代に対し継承していくためには、行政、市議会議員そして市民がどのように行動し、協力していけばよいとお考えですか? | 赤い三角屋根の駅舎を保存活用し、美しい景観を残せる国立らしいまちづくりを進めるため,地元案をしっかりまとめ、JRや都に提示していくことが必要である。 | 私利私欲に走らず、駅舎文化について、駅から離れた南の地域に住む市民にも、ともに考えて欲しいと思う。そのためには、積極的に情報を出していかなくてはならないと考えている。市報「国立駅の今後」特集号を出すなど、工夫が必要。 また、より多くの市民に関心を寄せてもらえるよう、議員もアピールしていくこと。 |
市民、行政、市議、互いに協力しあって、認め合って、またそれぞれの立場で行動することが重要です。それぞれ、意見の違いもあります、役割もちがいます。感じ方も違います。市民もすべてが駅舎保存に賛成なわけでもない。その中で、説得する側が、他の人の理解を得るような努力がどうしても必要です。それは、粘り強く、どうじに知性的で理性的でなければならないと思います。 | 市民参加を基本にすすめていくべきと考えます。 議会もそれを尊重 すべきと考えます。 | 今後のまちづくりについては、駅前周辺に限らず、国立のまちの景観や環境、自然や緑、町並みなどを重視した、市民が安心して住み続けられるよう、景観条例を活用し、また、今後、まちづくり条例をつくり活用することが大事ではないでしょうか。そのために、行政、議会、市民がそれぞれの役割を果たすことが必要だと考えます。 | ※「まち全体を継承」とは、“今のままを”ということでしょうか?何をどのように継承していくのか、の議論が必要と考えます。 | 市や関係機関による徹底した情報公開が行われ、それを基に市民や議会の中で十分に話し合いが行われ、その経過や結果を踏まえ市が最終的な考えを示し、市民や議会に理解や協力を求めるべきと考えます。市民には行政任せにすることなく、主体的な取り組みを望みます。幸いにも国立には文教地区闘争などの歴史や実績がありますので、市民のまちづくりに寄せるパワーには大いに期待できると思います。また議会は、時として市長と協力体制を整え、市が関係機関との交渉を行う際に一致団結することも必要と考えます。さらに市は、市民や議会の理解や協力が最大限得られるような取り組みを求めます。まちづくりは、特定の個人や団体のエゴによって行われてはなりません。駅前広場の確保をはじめ、市民、議会、行政が共通認識を持ち、お互い知恵や力を出し合っていく姿勢が何よりも必要と考えます。 | 国立の街の全体像をどのように描くかを具体策をもって協議する時期にきています。全体像の中での駅前空間の位置付けを早急に決める必要があると考えます。時間をかけて市民が決めたことを議会が理不尽にひっくりかえさないような、市民力をつけることも大切だと思います。 | 市民の意見は多様です。市長は市民の意見を見極める英知が必要で、市長の考え、行政姿勢(編集注:以下書き込みなし、確認中) | まずは行政が、国立駅周辺のまちを一体どうしたらいいのか、最終的な全体像と財源の明確な計画を示すことです。その後、議会がその計画がOKかNOかの判断を下します。OKとなった後に、都やJRと交渉が始まるのです。その交渉の段階で、世論が大きな力となるのです。 もう国立市は市民の意見を十分過ぎるくらい聞いてきました。当然、議会も色々な意見を聞いて参りました。それなのに未だに行政は明確な計画を示してくれません。意見集約の時期をもうとっくに過ぎているのです。遅過ぎるのです。議会もその計画をYESorNOの判断をしていなければならない時期なのにそれができずにいるのです。そして、議会の了承の上で、行政は東京都やJRと計画遂行のための交渉を始めていなければならないのです。市民は、市の計画が示された段階と、議会の了承を得た段階で、自分の意見がどの程度反映されたかで、一喜一憂することはあるでしょう。しかし、執行機関と議決機関との間で合意ができた計画を応援する立場にいて頂かなければ困ります。全ての市民の意見を反映するなど不可能ですから。 市民の皆様には、市の計画が無事遂行できるよう応援をしていただくことが、重要です。市の計画を市民がどれほど応援しているかが、交渉過程において市に有利な条件を引き出す最大の力になるはずですから。 | |||||
その他ご意見があればお聞かせ下さい。 | その他、まちづくりは楽しい仕事です、楽しみながら、仲間を増やしてつづけましょう。互いの違いを認めあう作業でもあります。意地悪く言えば、まちづくりは他人の財産に口をはさむ行為でもあります。謙虚に粘り強く、時には情熱的に相手を説得することが必要です。 | 今、地方財政は小泉内閣の「三位一体改革」によって削減され、破壊されようとしています。国立市財政もますます厳しい状況です。市民が望むまちづくりや教育・福祉を守るためにも、こうした事態を打開するための、市民の運動が必要だと思います。 | 国立市の姿は、大きく変わりつつあります。その対応として、国立駅周辺と、清化園跡地利用を含む南部地域の整備は代表的なものです。取り組みの前提として、それぞれの地域の歴史と経過、住民の意志を知り合う、住民どおしの交流・交歓が必要と考えます。立場の違う市民の意見を尊重・調整し、まちづくりを進めるのが行政・議会の務めと考えます。 | 今回アンケートを行った「赤い三角屋根の会」の皆様の取り組みには、心より敬意を表します。そのうえで申し上げますが、12月議会が目前に迫っている現時点において、各々の市議会議員に駅舎の保存・活用や駅前広場のあり方について、このような質問を行うことが12月議会の関係議案審議にどのような影響を与える可能性があるのか、もう少し冷静に考え行動していただきたかったと思います。 | ||||||||||||
お忙しいところ回答いただいた議員の皆様、ありがとうございました。 | 赤い三角屋根の会(国立駅舎を活かす会) | ご意見、ご質問は右までどうぞ。 | "赤い三角屋根の会" <ekisya@ml-a2.infoseek.co.jp> | |||||||||||||
事務局 国立市東2-26-5 п@042-571-5071 | http://www.vrenpo.com/kunitachi/station | |||||||||||||||