1995年の天下市

words & photo: サエキアキラ

11月3日(祝)から11月5日(日)、国立市で毎年恒例の天下市が行われました。 天下市とは国立商工会が毎年企画しているお祭りで、この期間市を南北に縦断する 大学通りは、さまざまな屋台や出店で賑わいます。
今年は天候にも恵まれ、例年に勝る大にぎわいでした(毎年人の数が増えてるような気がする)。 天下市では商工会のさまざまなお店、自転車屋さんから服飾店、モスバーガーなどが テントの出店を出していましたが、注目すべきはインターネット体験コーナーが あったことです。国立情報科学研究所というところが提供していました。 これについては、国立情報科学研究所の武澤さんの記事に譲りますが、小さな女の子が WINDOWSを操ってネットサーフを楽しんでたのが印象に残りました。 「そういえば、雨が降ったらどうするつもりだったんですか?」 「・・・考えてなかった」 丸3日、雨は一滴も降りませんでした。
今年の流行は謎の巨大ハンマーでしょう。どうやらくじの景品らしいのですが、 でっかいハンマーを肩に抱えた小学生がぎょうさん歩いてました。 中ハンマー、大ハンマー、巨大ハンマーの3タイプ。それにしても謎。

 


天下市の期間中、一橋大学では一橋祭が開かれています。人を的にしたボールゲームや やきそばの屋台などに人気が集まっていました。祭りの最終日にはこの池に 沢山の人がダイブするそうです。毎年救急車を呼んでいるそうだけど、 多分今年も傷害沙汰になったのではないでしょうか。一部始終は 毎日新聞の地方欄に、突撃ルポとして掲載されていました。 (その後、12月8日付けの毎日新聞4面、「記者の目」にも再度とりあげられた) なんだかなー。
天下市の最終日、日曜は市民まつりと重なります。市民まつりでは 大学通りが歩行者天国として解放されます。 今年もまた歩行者天国となった大学通りで、さまざまな催しが 行われていました。市民が写真や絵を持ち寄った青空ギャラリー、 映画会、ボランティアグループのさまざまな展示など。 1995年の天下市は、これにて幕を閉じました。

(Dec. 1995)